プロジェクト

全般

プロフィール

緊急モデレーション

緊急時のモデレーション運用についての規定

緊急モデレーションとは

 緊急モデレーションでは,メッセージ・添付ファイルの連投などにより,Mattermostの可用性や,コミュニティの安全が害された場合に特権保有者がシステム特権により,一切の合議なく,特定ユーザの無効化(Deactivate),メッセージの削除(Soft deletion)を行うことである.

 これらの権限は,Mattermostのシステム管理者権限を持っている人に与えられ,当該ユーザの責任と権限で,他のユーザの権限を一時的に剥奪することが可能である.

緊急モデレーションの適用要件

 次のうちのいずれかを満たす場合,緊急モデレーションが可能である.

  1. 1人もしくは複数人のユーザからメッセージ異常もしくは過剰な連投が行われている.
  2. 1人もしくは複数人のユーザから添付ファイルの異常もしくは過剰な連投が行われている.
  3. 1人もしくは複数人のユーザがヘイトスピーチなどのコミュニティガイドライン違反を行い,当該行為を停止する警告に従わず,継続して違反を行っている.

 また,緊急モデレーションはあくまでも合議が行えない,もしくは合議開催を待つことができない程の緊急時向けの特例操作であり,緊急モデレーションを実施する前に,合議が行える場合は合議にてユーザの処分という形でモデレーションを行うべきである.

緊急モデレーションが可能なユーザ

 緊急モデレーションの実行可能ユーザは,Mattermost運用規定の非特権管理者ユーザ権限を保有できる・しなければならない人物セクションに記述されている.

当該規定は現在策定中である.現在は,システム管理者及び副部長が権限を保有している.

積極的な緊急モデレーション (Active Emergency Moderation)

 積極的な緊急モデレーション(Active Emergency Moderation)では,メッセージ・添付ファイルの連投などにより,Mattermostの可用性や,コミュニティの安全が害される可能性がある場合に,特権保有者がシステム特権により,一切の合議なく,特定ユーザの無効化(Deactivate)を行うことである.

 本モデレーションの適用は,一度緊急モデレーションもしくは一般のモデレーション処分を受けた人間のみに適用できる.

モデレーション手順

 下記にモデレーションの手順を示す.これらは緊急モデレーション・積極的な緊急モデレーションで共通である(ただし,積極的な緊急モデレーションでは,ユーザの無効化のみが可能である).

ユーザの無効化

https://docs.mattermost.com/configure/user-management-configuration-settings.html#activate-or-deactivate-users を参照

メッセージの削除

 この動作は非可逆である.

https://docs.mattermost.com/collaborate/send-messages.html#delete-messages を参照